【2026年版】ESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)完全ガイド!都立入試の加点・評価・出題形式・対策まで1記事でわかる
「ESAT-Jって、そもそも何のテスト?」「都立入試でどれくらい影響するの?」「A〜F評価はどう決まる?」「どんな問題が出て、どう対策すればいいの?」――こうした疑問をまとめて解決したい中学生・保護者の方に向けて、この1記事で理解できる ESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)の完全ガイド をお届けします。
ESAT-J(YEAR 3)は、東京都の中学3年生にとって、単なる英語のスピーキングテストではありません。都立高校入試で20点満点の加点対象として扱われるため、仕組みを知らないまま受けると不利になりやすくなります。しかし出題形式や評価の考え方を先に知っておけば、過度に不安になる必要もありません。大切なのは、制度を正しく理解したうえで、パートごとの対策を現実的に進めることです。
この記事では、まず ESAT-Jとは何か(YEAR 1〜3の違い・実施時期・受験の流れ) を整理し、次に 都立入試での扱い(A〜F評価/20点換算/4点刻みの影響) をわかりやすく解説します。そのうえで、Part A〜Dの出題形式・問題例・採点基準・パート別対策 まで、初めての人でも理解しやすいように順番にまとめました。
「まず何を知ればいいか分からない」という方でも大丈夫です。この記事を最初から読めば、ESAT-Jの全体像・入試との関係・具体的な勉強の進め方 まで、必要なポイントをひと通りつかめるように構成しています。まずは、ESAT-Jの基本から見ていきましょう。
ESAT-Jとは
ESAT-Jは、東京都が実施する「中学校英語スピーキングテスト」であり、ESAT-J YEAR 3の結果は都立高校入試に活用される点も大きな特徴です。
中学校の授業で学んだ英語を使って、「どのくらい話せるようになったか」(=話すことの到達度)を測るためのスピーキングテストとして位置づけられています。受験はタブレット端末を使用して行う形式で、紙の筆記試験とは異なり、端末上で問題を確認しながら回答します。
また、ESAT-J YEAR 3は学校の教室で受験するのではなく、指定された会場で受験する形式となっているため、事前に受験会場や当日の流れを確認しておくことが大切です。
誰がいつ受ける?(YEAR 1 / YEAR 2 / YEAR 3の違い)
制度としては、令和4年度(2022年度)に都内公立中学校3年生向けのESAT-Jが開始され、その後、令和5年度から中学1年生向け「ESAT-J YEAR 1」・中学2年生向け「ESAT-J YEAR 2」がスタートしました。
さらに令和6年度からは、3年生向けの「ESAT-J」を「ESAT-J YEAR 3」という名称に変更しています。
- ESAT-J YEAR 1:中学1年生向け
- ESAT-J YEAR 2:中学2年生向け
- ESAT-J YEAR 3:中学3年生向け(都立高校入試に関わる)
※YEAR 3は例年11月下旬に実施されることが多く、2025年度は11月23日に実施されました。当日の受験者数は約6.8万人と公表されています。
ESAT-Jのスコアについて|都立高校入試での扱い
ESAT-J(YEAR 3)の結果は、都立高校入試において 「点数化されて総合得点に加算」されます。
ここを正しく理解しておくと、ESAT-Jの対策を「やりすぎる/やらなさすぎる」両方の失敗を防げます。
ESAT-Jは「20点満点」で加算される
都立高校(第一次募集・分割前期募集など)では、ESAT-Jの結果は 学力検査の得点+調査書点(内申換算)に 最大20点 を加えて「総合得点」を算出します。
例:7:3配点の学校なら700点+(300点+20点)=1020点満点という扱いになります。
ポイントは、ESAT-Jが「英語の学力検査の一部」ではなく、調査書に記載される評価として総合点に入るということです。
評価A〜Fが20点に換算(4点刻み)
入試に使われるのは、ESAT-Jのスコア(0〜100点)そのものではなく、A〜Fの6段階評価です。都立高校では、この評価を次のように 20点満点に点数化して扱います。
- A = 20点
- B = 16点
- C = 12点
- D = 8点
- E = 4点
- F = 0点
つまり、入試上の差は「4点刻み」でつきます。
「何点取ればA/B…?」スコア帯の目安
ESAT-Jは「スコア(0〜100)」が出たうえで、段階別評価(A〜F)に振り分けられます。東京都の公表データでは、スコア帯は次の目安として示されています。

参考:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/02/2026020206
※年度により変更の可能性があるため、最終確認はその年度の公式資料(実施要項・実施状況・公式ページ)を参照してください。
受験戦略:4点差をどう捉えるか(“Bを安定”など現実的目標設定)
ESAT-Jは入試の総合点に入るとはいえ、差がつく単位は4点刻みです。そのため戦略としては、次の考え方が合理的です。
- まずは「F回避(0点→4点)」が最優先
0点(F)と1点以上(E)で、入試上は 0点と4点の差になります。 - 現実的な目標は 「Bを安定(16点)」→余裕があればA(20点)
AとBの差は4点のため、ここを追いすぎて学力検査(5教科)対策の時間を削りすぎるのは本末転倒になりがちです。
主要な都立高校を紹介(学校選びの参考)
ここでは、ESAT-Jを受ける中学3年生・保護者の方が 「都立高校にはこういう学校がある」 という選択肢をざっくり把握できるように、主要な都立高校を例として紹介します。
※下記の偏差値は、学校選びの参考情報としての目安です。模試会社・情報サイトにより数値は異なるため、最新の募集案内や模試データとあわせてご確認ください。
偏差値70台(上位帯)
日比谷高校(74)、西高校(73)、国立高校(73)、戸山高校(71)、青山高校(71)、新宿高校(70)
偏差値60台後半(中~上位帯)
八王子東高校(69)、小山台高校(68)、国分寺高校(68)、都立国際高校(68)、三田高校(67)、竹早高校(67)
偏差値64〜60の例(中位帯)
北園高校(64)、豊多摩高校(64)、城東高校(63)、南平高校(62)、墨田川高校(62)、上野高校(61)
偏差値59〜55の例
目黒高校(59)、雪谷高校(59)、井草高校(59)、神代高校(59)、小平高校(59)
偏差値54〜50の例
向丘高校(55)、武蔵丘高校(55)、杉並高校(55)、東高校(54)、江北高校(55)、芦花高校(55)、府中高校(54)、東大和高校(54)、保谷高校(54)、富士森高校(53)、日野高校(53)、本所高校(53)、鷺宮高校(52)、松が谷高校(52)、高島高校(51)
ESAT-J YEAR 3(中3)受験の流れ
STEP1:準備(保護者が生徒アカウントを作成)
- 中学校から配布された資料(個人レポート/申込マニュアル)を準備
- 保護者が保護者アカウントを作成
- その後、保護者が生徒アカウントを作成する
STEP2:受験申込み(保護者用マイページから)
- パソコン・タブレット等で、保護者用マイページから受験申込み
- 配慮申請が必要な人は、受験上の配慮申請も行う
- 申請の流れは配布資料の該当ページを確認
- 申込みは必ず期限内に保護者が行う
申込み期間
- 7月ごろ申込開始、9月ごろ締切
STEP3:受験票を印刷
- 保護者用マイページ or 生徒用マイページから、受験票を印刷
- 時期目安:10月下旬
STEP4:受験の手引きを受け取る
- 中学校から「受験の手引き」を受け取る
- 時期目安:実施日の約2週間前から
STEP5:本試験を受験
- 指定された会場で受験
- 実施日:11月下旬
予備日受験(やむを得ない理由で本試験を受けられない場合)
- 事前申請の上、指定会場で受験
- 予備日:12月ごろ
STEP6:結果確認
本試験(11月下旬実施分)の結果
- 保護者用/生徒用マイページで確認
- WEB公開:翌年1月初旬
- 発送:翌年1月下旬
予備日受験(12月ごろ実施分)の結果
- 保護者用/生徒用マイページで確認
- WEB公開:翌年1月下旬
- 発送:翌年1月下旬
STEP7:個人レポートを受け取る
- 中学校から個人レポートを受け取る
- ESAT-J YEAR 3の結果は、都立高校入試に活用
- 詳細は東京都教育委員会ホームページを確認
※スケジュールは年度により変更になる可能性があるので、公式ホームページから確認するようにしましょう。
例:R7年度

引用:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/r7esat-j_7nen6gatsu
問題パート別解説
ここからは、都立高校入試に活用されるESAT-J YEAR 3(中学3年生向け)を例に解説します
(YEAR 1・YEAR 2は、YEAR 3とは出題内容、問題数がやや異なります)
ESAT-J YEAR 3は、Part A〜D のパートで構成されます。パートごとに求められる力が異なり、流れはざっくり次のイメージです。
- Part A:音読(表示された英文を声に出して読む)
- Part B:会話(質問応答)(質問に答えたり、必要な情報を伝えたりする)
- Part C:描写・説明(ストーリー説明)(イラスト等を見て内容を説明する)
- Part D:意見発表(質問に対して自分の意見+理由を述べる)

参考:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/r7esat-j_7nen6gatsu
Part A(音読)の問題形式を解説
Part Aは、ESAT-Jの中でも最初に取り組む 「音読」のパート です。
画面に表示された英文を、聞いている人に意味や内容が伝わるように、声に出して読むことが求められます。

画像引用:https://youtu.be/m662ePBawko?si=2z7UVH25yRxxh3iM
Part Aの基本形式
- 問題数:全2問
- 各問題の準備時間:30秒
- 各問題の録音時間:30秒
- 録音開始の音が鳴ってから読み始める
- 形式は、英語の文章をそのまま読む 音読形式
つまり、Part Aは「英文を見て自由に話す」のではなく、表示された原稿を、30秒以内で読み上げるパートです。
どんな内容を読むの?
次のような場面設定つきの英文が出題されています。
- 留学生を全校生徒に紹介する動画の原稿
- 海外交流先の生徒に向けて、自分たちの町(美術館)を紹介する動画の原稿
- 留学先の学校で昼休みの放送を使って京都について紹介する原稿
このようにPart Aでは、ただの無機質な文章ではなく、「誰かに紹介する」「相手に伝える」 というコミュニケーション場面を意識した英文が出ます。
そのため、単語を読むだけでなく、内容が伝わる読み方(区切り・強弱・自然な間)が大切になります。
Part Aの問題例
問題例①
あなたは、留学先の学校で、昼休みの放送を使って、日本の行事について紹介するところです。次の原稿を声に出して読んでください。録音開始の音が鳴ってから、音読を始めてください。
英文(音読用原稿)
Hello, everyone. Today, I want to tell you about a Japanese event. It is called Sports Day. Many students practice hard for this day. We run, dance, and play team games. My favorite event is the relay race because it is exciting. Sports Day is a great chance to enjoy school life with our friends.
解答音声
問題例②
あなたは、海外交流先の生徒に向けて、自分の学校生活について紹介する動画を作っているところです。次の原稿を声に出して読んでください。録音開始の音が鳴ってから、音読を始めてください。
英文(音読用原稿)
This is my school library. It is a quiet and comfortable place. I often go there after school. There are many books about science, history, and art. I sometimes study with my friends there. The library helps us learn many new things, so it is important to us.
解答音声
Part A(音読)の問題のポイント
- 原稿を読むだけの問題ではなく、「内容を伝える読み方」が大切
- 30秒の準備時間で、区切る場所・強く読む語を確認すると安定しやすい
- 速く読むことより、聞き手が理解しやすい速さ・間を意識する
- 多少の発音ミスがあっても、意味が伝われば評価につながる
- 最初の1文を準備時間中に頭の中で読んでおくと、出だしで止まりにくい
Part B(会話)の問題形式を解説
Part Bは、ESAT-Jの 「会話(やり取り)」 のパートです。
Part Aのように原稿を読むのではなく、相手(画像の人物)との会話場面を想定して、英語で答えたり、質問したりする形式になっています。

画像引用:https://youtu.be/m662ePBawko?si=2z7UVH25yRxxh3iM
Part Bは 全部で5問あり、内容は次の3つに分かれています。
- Q1・Q2:相手の質問に答える(画像を見ながら答える)
- Q3・Q4:相手の質問に答える(受験者の日常生活などについて答える)
- Q5:相手に質問する(与えられたテーマについて自分で質問を作る)
つまりPart Bは、題材が変わっても基本的に
「画像を使った応答」→「自分のことを答える」→「質問を作る」
の流れで出ると理解しておくと対策しやすいです。
Part Bの基本形式
- 問題数全5問
- 相手に質問される問題(Q1〜Q4)は準備時間なし
- 自分が質問する問題(Q5)は準備時間10秒
- 録音開始の音が鳴ってから解答を始める
- 解答時間は各問15秒以内
※Q1〜Q4は「聞いてすぐ答える」形式なので、反応の速さも重要になります。
Part Bの問題例
問題音声
あなたは、オーストラリアから来た留学生のエマと、学校の文化祭について話しています。
あなたとエマは、文化祭の案内ポスターを見ながら話しています。
下に表示されているイラストは、エマが見ているポスターの一部です。
(イラストは10秒間表示される)

はじめに、エマが文化祭について2つの質問をします。
質問に対して、英語で答えてください。
この問題には準備時間はありません。録音開始の音が鳴ってから、解答を始めてください。
解答時間はそれぞれ15秒以内です。
Q1
音声
What do you want to do at the culture festival?
(文化祭で何をしたいですか?)
解答例
- I want to watch the talent show.
(タレントショーを見たいです。)
- I want to eat food at the food booths.
(屋台の食べ物で食事をしたいです。)
- I want to play sports.
(スポーツをしたい。)
Q2
音声
Why do you want to do that?
(なぜそれをしたいのですか?)
解答例(Q1の解答別)
① タレントショー(Talent show)を選んだ場合
- Because I like music and dancing.
(音楽とダンスが好きだから。)
- Because I want to watch my friends perform.
(友達のパフォーマンスを見たいから。)
- Because it looks exciting.
(だって、ワクワクするから。)
② 屋台(food booths)を選んだ場合
- Because I like eating snacks.
(おやつを食べるのが好きだから。)
- Because I want to try different foods.
(様々な食べ物を試してみたいから。)
- Because food festivals are fun.
(フードフェスティバル(食の祭典)は楽しいから。)
③ スポーツ(Sports)を選んだ場合
- Because I like playing sports.
(スポーツをするのが好きだから。)
- Because I want to move my body.
(体を動かしたいから。)
- Because it looks fun.
(楽しそうだから。)
Q3.Q4
音声
次に、エマがあなたの学校生活について、2つの質問をします。
この問題には準備時間はありません。録音開始の音が鳴ってから、解答を始めてください。解答時間はそれぞれ15秒以内です。
Q3
音声
What do you usually do after school?
(放課後は普段何をしていますか?)
解答例
- I usually do my homework.
(私は普段、宿題をします。)
- I play soccer with my friends.
(友達とサッカーをします。)
- I go to a music club.
(私は音楽クラブに通っています。)
Q4
音声
What is your favorite school event?
(一番好きな学校行事は何ですか?)
解答例
- My favorite school event is Sports Day.
(私の好きな学校行事は体育祭です。)
- I like the school festival the best.
(私は文化祭が一番好きです。)
- My favorite event is the chorus contest.
(私の一番好きなイベントは合唱コンクールです。)
Q5
問題音声
エマに対して、次のことを英語で質問してください。
「オーストラリアの人気の学校イベント」
解答例
- What is a popular school event in Australia?
(オーストラリアで人気の学校行事は何ですか?)
- What school event is popular in Australia?
(オーストラリアで人気のある学校行事は何ですか?)
- What is your favorite school event in Australia?
(オーストラリアで一番好きな学校行事は何ですか?) - Do Australian schools have culture festivals?
(オーストラリアの学校には文化祭がありますか?)
Part B(会話)の問題のポイント
- Part Bは「きれいな英語」より、まず「質問に合った答え」が最優先
- Q1〜Q4は準備時間がないため、短くすぐ答える練習が重要
- Q2のような理由を聞かれる問題は、Because 〜 の1文で解答
- Q5は質問作成問題なので、What / Where / When / Why / How で作る練習をしておく
Part C(ナレーション)の問題形式を解説
Part Cは、 「ナレーション(イラスト説明)」 のパートです。
4つのイラストを見て、順番にストーリーを英語で説明することが求められます。
Part Cでは、自分で内容を組み立てて、流れのある英語で話す力が見られます。

画像引用:https://youtu.be/m662ePBawko?si=2z7UVH25yRxxh3iM
Part Cの基本形式
- 4つのイラスト(1〜4) が表示される
- 4つすべてについて、順番にストーリーを英語で話す
- イラストに描かれた人物になったつもりで話す設定になることがある
- 準備時間:30秒
- 解答時間:40秒以内
- 録音開始の音が鳴ってから解答開始
- 最初に使う表現が指定されている
例:“Last week ...” , “Last Sunday” - 指定された表現を最初に使って話し始める
Part Cの問題例
問題音声
Part C は、ナレーションをする問題です。次に表示される、1から4までのすべてのイラストについて、順番にストーリーを英語で話してください。この問題の準備時間は30秒間です。録音開始の音が鳴ってから解答を始めてください。解答時間は40秒以内です。
あなたは、留学生のソフィーに、先週末の出来事を英語で説明しようとしています。
一番上のイラストに描かれた人物になったつもりで、ソフィーに伝わるように英語で話してください。イラストの上に表示される表現を最初に使って解答してください。
この表現を最初に使って解答を始めてください。
Last weekend

画像の内容説明
①(1コマ目)
- 主人公(中学生)が図書館にいる。
- 本棚の前で、メモを見ながら何かの本を探している。
- 少し困った様子。
②(2コマ目)
- 図書館のスタッフ(または年上の人)が主人公に気づいて、声をかける。
- 主人公は探している本のメモを見せている。
③(3コマ目)
- スタッフが本棚から本を見つけて、主人公に渡す。
- 主人公はうれしそうに受け取る。
④(4コマ目)
- 主人公が読書スペースでその本を読んでいる。
- スタッフにお礼を言っている。
解答例
Last weekend, I went to the library. I was looking for a book. A staff member talked to me and helped me. Then, the staff member found the book for me. I read the book and thanked the staff member. I was very happy.
先週末、私は図書館に行きました。本を探していました。職員の方が話しかけてくれて、助けてくれました。それから、その職員の方が私のために本を見つけてくれました。私はその本を読み、職員の方に感謝しました。とても嬉しかったです。
Part C(ナレーション)の問題のポイント
- 4コマをすべて順番に説明することが最優先(1コマ抜けると評価が伸びにくい)
- 準備30秒で、まず「流れ(何が起きたか)」を整理する(日本語でも可)
- 指定表現(Last week / Last weekend など)の後に続く最初の1文を先に決める
- Then / After that / So / Finally などのつなぎ語を使うと“ナレーションらしさ”が出る
- 難しい英語より、短い文で順番どおりに説明する方が得点につながりやすい
Part D(自分の意見を発表する問題)の問題形式を解説
Part Dは、「自分の意見を発表する」 パートです。
英語の授業の場面を想定して、与えられたテーマに対して自分の意見とその理由を英語で述べる問題です。
Part Dでは 1つのテーマについて、理由や例を入れながら、まとまりのある短いスピーチをする力が求められます。

画像引用:https://youtu.be/m662ePBawko?si=2z7UVH25yRxxh3iM
Part Dの基本形式
- 英語の先生の説明(音声)が流れる
- テーマが示される
- 3つのヒント(ideas) が表示される
- 3つのヒントから1つ選ぶ(または自分の考えでもよい)
- 理由と例を入れて、自分の意見を英語で話す
- 準備時間:60秒
- 解答時間:40秒以内
- 録音開始の音が鳴ってから解答開始
Part Dの問題例
問題説明音声
Part D は、自分の意見を発表する問題です。
英語の授業で与えられたテーマに対して、自分の意見とその理由を英語で述べてください。
次の画面で、先生の英語の説明が流れ、テーマと3つのヒントが表示されます。
説明を聞き、あなたの意見を理由と具体的な例を加えて、できるだけ詳しく話してください。
あなたの意見として3つのヒントから1つ選ぶか、または、あなた自身の考えを述べてもかまいません。
この問題の準備時間は60秒間です。録音開始の音が鳴ってから、解答を始めてください。解答時間は40秒以内です。
問題音声

先生の音声内容
Hello everyone, today you will make this short speech,
“How can students use their free time well?”
Choose one of these ideas, “reading books,” “helping family,” “playing sports,” or “your own idea.”
Tell us why your idea is good. Give reasons and examples in your short speech.
Listen again.
Today you will make this short speech,
“How can students use their free time well?”
Choose one of these ideas, “reading books,” “helping family,” “playing sports,” or “your own idea.”
Tell us why your idea is good. Give reasons and examples in your short speech.
日本語訳:
みなさん、こんにちは。今日は次のショートスピーチをしてもらいます。
「生徒は自由な時間をどのように上手に使えますか?」
これらのヒントの中から1つを選んでください。
「読書」「家族の手伝い」「スポーツをすること」または「自分のアイデア」です。
あなたの考えがなぜよいのかを話してください。ショートスピーチの中で、理由と例を入れて話してください。
もう一度聞いてください。
今日は次のショートスピーチをしてもらいます。
「生徒は自由な時間をどのように上手に使えますか。」
これらのヒントの中から1つを選んでください。
「読書」「家族の手伝い」「スポーツをすること」または「自分のアイデア」です。
あなたの考えがなぜよいのかを話してください。ショートスピーチの中で、理由と例を入れて話してください。
解答例
I think playing sports is a good way to use free time well. Because it is good for our health. For example, I play basketball with my friends after school. So, playing sports is a good idea.
日本語訳
スポーツをするのは自由時間を有効に使う良い方法だと思います。なぜなら健康に良いからです。例えば、私は放課後に友達とバスケットボールをします。ですから、スポーツをするのは良い考えです。
Part Dではテーマは変わっても、出題の型は共通しています。
つまり、Part D対策で大切なのは個別のテーマ暗記ではなく、「意見→理由→例→結論(まとめ)」の型で話す練習です。
Part Dで繰り返し使える基本の型
- I think ~.(自分の意見)
- Because ...(理由)
- For example, ...(具体例)
- So ... / That is why ...(まとめ)
この型を使えるようになると、テーマが変わっても安定して話しやすくなります。
Part D(意見発表)の問題のポイント
- Part Dは「意見だけ」で終わらず、「理由・例」を入れることが重要
- 60秒の準備時間では、まず「どのヒントを使うか」を早めに決める
- 話す内容は PREP法(意見→理由→例→結論(まとめ))で組み立てると安定しやすい
- 40秒なので、理由は1つ・例は1つで十分(盛り込みすぎない)
- 難しい表現より、シンプルでも筋道が通っているスピーチの方が評価されやすい
問題形式別の採点基準
ここからは問題形式別で採点基準をまとめます。
Part A(音読)の採点基準
Part A(音読)は、評価が2軸に分かれます。
- 発音と強勢(ストレス):単語の発音が聞き取りやすいか/語や文の強弱が適切か
- 読む速さと間の取り方:スピードが適切か/間(ポーズ)が自然か、意味が伝わるか
この2軸で、「文章の意味を聞き手に伝えられているか」が最終的な判断基準になります。

Part Bの採点基準
Part B(会話)の評価は、CEFR-Jを参考にした段階(A2.1〜PreA1等)で示されており、ポイントは次の2つです。
- 5つの課題のうち、いくつ適切に答えられたか
- 英語の質(文法・語彙・発音・話す速さ・間)でどのくらい伝わるか
つまり、Part Bは「質問に答えられた数」×「その答えがどれだけ伝わるか」で評価されるイメージです。

Part C(ナレーション)の採点基準
Part C(ナレーション)は、単に「見えたものを単発で言う」のではなく、一連の出来事としてつなげて話せるかが重要になります。
評価では、次の2つが見られます。
- 内容のカバー率(4枚のイラスト/重要ポイントにどれだけ触れられたか)
- ナレーションの質(順序立てる表現・文法・語彙・発音・話す速さ・間)
つまりPart Cは、「どれだけ説明できたか」×「どれだけ分かりやすく順序立てて話せたか」で評価されるパートです。

Part D(ショートスピーチ)の採点基準
Part D(ショートスピーチ)は、評価が2つの軸に分かれます。
- 内容(意見を述べたか/理由・例を述べたか/詳しく説明できたか)
- スピーチの質(文の使用、接続詞、文法・語彙、発音・話す速さ・間)
上位評価では、理由や例を加えること、補足情報を加えて詳しく説明することが求められます。
つまりPart Dは、 「意見の中身(理由・例の有無)」×「聞き手に伝わる話し方」で評価されるパートです。

ESAT-Jの問題パート別対策
ESAT-J(YEAR 3)で点数を伸ばすためには、まず「各パートで何が求められているか」を正しく理解することが大切です。
同じスピーキングテストでも、Part A〜Dでは問題のタイプが大きく異なり、効果的な対策も変わります。
つまり、“英語を話す力”をひとまとめにして対策するのではなく、パートごとに狙いを分けて練習することが、ESAT-J対策の近道です。
また、ESAT-Jは限られた時間の中で答えるテストなので、難しい表現を増やすこと以上に、各パートで使える「型」を身につけることが重要です。
「音読なら何を意識するか」「会話ならどう答え始めるか」「ナレーションならどう順序立てるか」「意見発表ならどう組み立てるか」を先に決めておくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。
ここからは、Part A〜Dそれぞれについて、問題の特徴・得点につながるポイント・対策法をわかりやすく解説していきます。
Part A対策|音読は「発音の完璧さ」より“伝わる読み方”を目指す
Part A(音読)の対策でまず大切なのは、「きれいな発音を目指しすぎないこと」です。
Part Aは、ネイティブのような発音が求められる問題ではなく、聞き手に内容が伝わるように読めているかが評価の中心になります。
そのため、対策の優先順位は次の順番で考えるのがおすすめです。
① 文章を止まらないように読む
② 意味の区切りで読む
③ 強く読む語を少し意識する
④ 発音の細かい修正をする
「発音を完璧にしよう」とするとかえって読むスピードが不自然になったり、途中で止まりやすくなったりします。まずは、30秒の録音時間の中で、落ち着いて最後まで読み切ることを目標にしましょう。
Part A対策の基本は「準備30秒の使い方」で決まる
Part Aは各問題で 30秒の準備時間 があります。
この30秒をなんとなく過ごすのではなく、次のように使うと読みやすさが大きく変わります。
準備時間でやること
- 日本語の場面設定を確認する
- 誰に向けて読むのか(紹介・案内・説明など)をつかむ
- 英語本文をざっと最後まで見る
- 長い文/読みづらそうな単語を見つける
- 区切る場所を決める
- 文の意味の切れ目を意識して読む。
- 最初の1文を頭の中で読む
- 出だしで止まらないようにする
特に、最初の1文を準備時間中に確認しておくと、録音開始直後の緊張で詰まりにくくなります。
高得点につながる読み方のコツ
Part Aでは、速く読むことよりも、聞き手が理解しやすい読み方が大切です。
次の3点を意識すると、音読の印象がかなりよくなります。
1. 意味のかたまりごとに読む
英語を1語ずつ切って読むと、内容が伝わりにくくなります。
たとえば「Kyoto is a popular city in Japan.」の文章なら、Kyoto/ is/ a popular city / in Japan.のように、意味のまとまりを意識して読むことで自然に聞こえやすくなります。
2. 大事な語を少しはっきり読む
すべての単語を同じ強さで読むより、内容の中心になる語を少しはっきり読む方が伝わりやすくなります。
(例:場所・人物・イベント名など)
3. 句読点や文の終わりで自然に間を取る
息継ぎのために途中で不自然に止まると、意味が切れて聞こえます。
まずは 文の終わりや意味の切れ目で間を取ることを意識しましょう。
Part B対策|「完璧な英語」より“質問に合った答え”を最優先にする
Part B(会話)の対策でいちばん大切なのは、難しい英語を話そうとしすぎないことです。
Part Bは、発音のきれいさや長い英文を話す力よりも、まず 「質問の意図を理解して、場面に合った答えを返せるか」 が評価の土台になります。
特にQ1〜Q4は準備時間がないため、考えすぎると止まりやすくなります。
そのため、Part B対策は「表現を増やす」より先に、短く・すぐ・質問からズレずに答える練習を優先するのが効果的です。
Part B対策の基本は「5つの型」に慣れること
Part Bは問題ごとに題材(地図・イベント・留学生との会話など)は変わりますが、出題の型は共通しています。
まずは次の型に慣れるだけで、答えやすさが大きく変わります。
よく出る型
- What / Where の質問に答える(何をしたい?どこに行きたい?)
- Why の質問に答える(理由を言う)
- When / How long などに答える(時間・頻度)
- 自分の経験を答える(夏休みに何をした?など)
- 相手に質問する(Q5)(テーマに合う質問を作る)
Part Bは、この型ごとに答え方を身につけることが対策の近道です。
Q1〜Q4対策|まずは「1文で答える」を徹底する
Q1〜Q4は、準備時間なしで答える問題です。
ここで長く話そうとすると、途中で止まったり、質問からズレたりしやすくなります。
まずは 1文で正しく答える ことを目標にしましょう。
例:答え方の基本
- What do you want to do ... ?
→ I want to ... - Where do you want to go?
→ I want to go to ... - How long does it take ... ?
→ It takes ... minutes. - What did you do ... ?
→ I ... (過去形).
この「質問に合う回答」をすぐ出せるようになるだけで、Part Bの安定感はかなり上がります。
Why質問(理由を言う問題)は「Because〜」で解答
Part Bで差がつきやすいのが、Q2のような 理由を聞かれる問題 ですが、ここで難しい理由を作る必要はありません。
まずは Because + かんたんな理由1つ でOKです。
例(言いやすい理由)
- Because it looks fun.
(楽しそうだからです。) - Because I like music.
(音楽が好きだからです。) - Because I want to try it.
(それをやってみたいからです。) - Because it is good for my health.
(健康に良いからです。) - Because I can enjoy it with my friends.
(友だちと一緒に楽しめるからです。)
ポイントは、Q1の答えとつながる理由 になっていることです。
文法が少し不自然でも、内容がつながっていれば評価につながりやすくなります。
Q5対策|「質問を作る問題」は5W1Hで準備する
Q5は、Part Bの中でも苦手になりやすい問題です。
理由は、「答える」のではなく、自分で質問文を作る必要があるからです。
ただし、Q5も型があります。
テーマを見たら、まず What / Where / When / Why / How のどれで聞けるか考えると作りやすくなります。
Q5の基本パターン
- What is ... ?
(〜は何ですか?) - Where can I ... ?
(どこで〜できますか?/どこに行けば〜できますか?) - When do you ... ?
(あなたはいつ〜しますか?) - Why is ... popular?
(なぜ〜は人気なのですか?) - How can I ... ?
(どうすれば〜できますか?)
例(テーマ:オーストラリアの人気の学校イベント)
- What is a popular school event in Australia?
(オーストラリアで人気の学校行事は何ですか?) - What school event is popular in Australia?
(オーストラリアでは、どんな学校行事が人気ですか?) - Do Australian schools have culture festivals?
(オーストラリアの学校には文化祭がありますか?)
Q5は、文法が完璧な質問を目指すより、まず テーマに合った質問を1文で作る 練習を重ねることが大切です。
Part Bで高評価につながる話し方のコツ
Part Bは内容(質問に合っているか)が最優先ですが、次の点を意識すると、より伝わりやすくなります。
1. 最初の1〜2語を早く出す
準備時間がない問題では、出だしの迷いがそのまま沈黙になりやすいです。
たとえば、
- I want to ...
- Because ...
- I usually ...
- Last summer, I ...
のように、最初の形をすぐ出せると答えやすくなります。
2. 長く話しすぎない
15秒は短いので、1問で2〜3文も言おうとすると解答がまとまりにくいです。
まずは 1文、余裕があれば+1文くらいで十分です。
3. 質問に直接答える
英語としては正しくても、質問の答えになっていないと評価が下がりやすくなります。
特にQ1/Q3/Q4は、最初の文で答えを言うことを意識しましょう。
Part C対策|「うまい英語」より“4コマを順番に伝える力”を先に作る
Part C(ナレーション)は、4つのイラストを見てストーリーを英語で説明する問題です。
このパートでまず大切なのは、難しい英語を話そうとしすぎないことです。
Part Cは、単語のレベルや長い英文よりも、まず 「4コマを順番に、一連の出来事として説明できているか」 が評価の土台になります。
そのため、対策の最優先は表現を増やすことではなく、「ストーリーを組み立てて話す型を作る」ことです。
Part C対策の基本は「4コマの流れを1本の話にする」こと
Part Cでよくある間違いは、1コマずつバラバラに説明してしまい、ストーリーとしてつながって聞こえないことです。
上位評価ほど、4コマを順序立てて説明できているかが重視されます。
そのため、まずは各コマを細かく説明するより、次のような流れで考える練習をしましょう。
- どこで(場面)
- だれが(主人公)
- 何をしていたか(最初の出来事)
- 何が起きたか(変化・問題)
- どうなったか(結果)
この流れが作れると、英語がシンプルでも「ナレーションらしい解答」になりやすくなります。
まず最優先:4コマすべてに触れる
Part Cで高得点を狙ううえで、最初に意識したいのは 4コマ全部に触れること です。
1コマを詳しく話しても、他のコマに触れられていないと評価が伸びにくくなります。
目安(話す量の考え方)
- 1コマにつき1文〜2文
- 合計で 4〜6文程度 を目安にする
40秒しかないので、最初から長く話そうとするより「短くても4コマの内容全部を順番に言う」 方が安定しやすく、得点にもつながります。
準備時間30秒でやること
Part Cは準備時間が30秒あるので、この時間の使い方がとても重要です。
なんとなく絵を眺めるのではなく、次の順番で整理すると話しやすくなります。
準備時間でやること
- 主人公を確認する
- 「一番上のイラストの人物になったつもり」という指示を確認
- 「一番上のイラストの人物になったつもり」という指示を確認
- 4コマの流れをざっくりつかむ
- 何が起きたかを日本語で一言ずつ整理してもOK
- 何が起きたかを日本語で一言ずつ整理してもOK
- 指定表現を確認する
- 例:Last week ... / Last weekend ...
- 例:Last week ... / Last weekend ...
- 最初の1文を決める
- 出だしで止まらないようにする
- 出だしで止まらないようにする
- つなぎ語を1〜2個決める
- Then / After that / Finally など
- Then / After that / Finally など
特に、最初の1文 と 最後の1文 を先に決めておくと、全体がまとまりやすくなります。
つなぐ言葉を使うと、Part Cらしい解答になる
Part Cは「ナレーション」なので、単発の説明を並べるだけだと伝わりにくくなります。
そこで大切なのが、つなぎ語(接続表現)です。
Part Cで使いやすいつなぎ語
- Then, ...
(それから、) - After that, ...
(そのあと、) - So, ...
(それで、/だから、) - Finally, ...
(最後に、)
つなぎ語を入れるだけで、4コマが「バラバラの説明」から「1つのストーリー」に変わりやすくなります。
Part D対策|「難しい意見」より“理由と例まで言える意見”を作る
Part D(意見発表)は、与えられたテーマについて自分の意見を話すパートです。
このパートでまず大切なのは、立派な意見を言おうとしすぎないことです。
Part Dで評価されるのは、意見の内容の充実度よりも、「自分の意見をはっきり言い、理由や例をつけて説明できているか」 です。
そのため、対策の最優先は、難しい単語を増やすことではなく、意見→理由→例→結論(まとめ)の型を安定して使えるようにすることです。
Part D対策の基本は「PREP法」で話すこと
Part Dは、テーマが毎回変わっても、話し方の型は共通です。
PREP法を活用し回答すると、論理的な解答がしやすくなります。
PREP法
- P(Point):自分の主張
- R(Reason):理由
- E(Example):具体例
- P(Point):もう1度自分の主張(結論)
この型を使うと、話がバラバラになりにくく、40秒でもまとまりのあるスピーチをつくりやすくなります。
Part Dでまず目指す形
使いやすいテンプレ(PREP法)
- I think ...
(私は〜だと思います。) - Because ...
(なぜなら〜だからです。) - For example, ...
(例えば、〜。) - So, I think ...
(だから、私は〜だと思います。)
この4つを順番に言えるだけでも、Part Dとしてかなり形になります。
例(自由時間の使い方)
- I think playing sports is a good way to use free time well.
(スポーツをすることは、自由な時間を上手に使うよい方法だと思います。) - Because sports are good for our health.
(なぜなら、スポーツは健康によいからです。) - For example, we can play soccer or basketball with our friends after school.
(例えば、放課後に友だちとサッカーやバスケットボールをすることができます。) - So, I think playing sports is a great way to use free time well.
(だから、スポーツをすることは自由な時間を上手に使うとてもよい方法だと思います。)
ポイントは、長く話すことよりも、意見・理由・例がつながっていることです。
準備60秒でやること(ここで差がつく)
Part Dは準備時間が60秒あるので、ここで何をするかがとても重要です。
時間があるように見えて、迷いすぎるとすぐ終わってしまいます。
準備時間でやること
- ヒントから1つ選ぶ(10〜15秒)
- いちばん言いやすいものを選ぶ
- いちばん言いやすいものを選ぶ
- 意見を1文で決める
- I think ... is a good way ...
- I think ... is a good way ...
- 理由を1つ決める
- Because ...
- Because ...
- 例を1つ決める
- 自分の経験でも一般的な例でもOK
- 自分の経験でも一般的な例でもOK
- 最後のまとめを決める
- So, I think ...
- So, I think ...
特に大事なのは、ヒント選びで迷いすぎないことです。
Part Dは「正解を選ぶ問題」ではないので、言いやすいヒントを選ぶのが正解です。
まとめ
ESAT-J(YEAR 3)は、東京都の中学3年生にとって、英語のスピーキング力を測るテストであると同時に、都立高校入試で活用される大切なテストです。
特に、A〜F評価が20点満点に換算されて入試総合点に加算されるため、制度を正しく理解しておくことが、受験戦略の面でも重要になります。
この記事では、ESAT-Jの基本(YEAR 1〜3の違い)から、都立入試での扱い(20点加算・4点刻みの評価)、受験の流れ(申込み・受験票・結果確認)、さらにPart A〜Dの出題形式・採点基準・対策までをまとめて解説しました。
ポイントは、なんとなく英語力を上げようと対策するのではなく「何が出るのか・何を見られるのか」を知ってから練習することです。
また、ESAT-J対策では、難しい英語を増やすことよりも、各パートで求められる力に合わせて練習することが大切です。
- Part A:音読は「発音の完璧さ」より、内容が伝わる読み方
- Part B:会話は「きれいな英語」より、質問に合った答え
- Part C:ナレーションは「うまい英語」より、4コマを順番に伝える力
- Part D:意見発表は「難しい意見」より、理由・例まで言える型(PREP法)
このように、パートごとに対策の軸を持つことで、限られた学習時間でも効率よく準備しやすくなります。
最後に、ESAT-Jは毎年度、実施日程や申込期間・受験票の公開時期・結果確認時期などが変更になる可能性があります。
そのため、最新の実施要項・学校からの配布資料・東京都教育委員会の案内を必ず確認することも忘れないようにしましょう。
ESAT-Jは、正しい情報を先に押さえて、形式に合わせて練習すれば、十分に対策しやすいテストです。
この記事で紹介した内容を参考に、今日から少しずつ練習を始めていきましょう。
補足:YEAR 1/YEAR 2のスケジュール
YEAR 1 / YEAR 2の日程や「過去に受験していた場合の手続き」について、よくある質問をまとめます。
Q1. YEAR 1 / YEAR 2を受験するときのスケジュールはどうなりますか?
YEAR 3(中3)と違い、YEAR 1・YEAR 2は学校ごとに実施日が決まる形になりやすいのが特徴です。
一般的には、申込は冬ごろ/試験は翌年2〜3月ごろに在籍中学校で実施されるケースが多いです。
(例:YEAR 2の案内では、実施期間が2〜3月の範囲で示されています)
参考:学校配布資料例
https://www.kodaira.ed.jp/weblog/files/kodairadai2_j/doc/14531/276530.pdf
ポイント:YEAR 1・YEAR 2は「都内一斉日程」ではないため、必ず在籍中学校の案内を確認しましょう。
Q2. YEAR 1 / YEAR 2を受験したことがある生徒は、翌年・翌々年のYEAR 3でもSTEP1(アカウント作成)が必要ですか?
原則、不要です。
ESAT-JのFAQでは、1度作成した保護者アカウント・生徒アカウントは中学校卒業時まで有効で、新規作成は不要と明記されています。
参考:ESAT-J FAQ
https://www.esat-j.org/per/g61/pub/32775/EForms/IntlTechPersUpload/FAQ/HomePageFAQ.pdf?v=2026020511