【音声付き】ESAT-J Part A(音読)対策|練習問題・採点基準・高得点のコツ
ESAT-J YEAR 3のPart Aは、画面に出てくる英文を声に出して読む問題です。
英文を読むだけなので、簡単そうに見えるかもしれません。しかし、ただ単語を読み上げるだけでは、よい評価につながりにくいことがあります。
Part Aでは、次のようなことが大切です。
- 英単語を分かりやすく発音する
- 大切な言葉を少し強く読む
- 聞きやすい速さで読む
- 文の途中で何度も止まらずに読む
つまり、聞いている人に英文の意味が伝わるように読むことがポイントです。
この記事では、Part Aの問題形式や採点基準、読み方のコツを分かりやすく解説します。
音声付きの練習問題も2問用意しています。実際に声を出しながら練習してみましょう。

ESAT-J Part Aの問題形式
Part Aは、ESAT-J YEAR 3の最初に出される音読問題です。
画面に表示された英文を、声に出して読みます。
| 項目 | 内容 |
| 問題数 | 2問 |
| 準備時間 | 1問につき30秒 |
| 録音時間 | 1問につき30秒 |
| 答え方 | 画面に出た英文を音読する |
| 読み始めるタイミング | 録音開始の音が鳴ったあと |
Part Aでは、各問題に30秒の準備時間があります。そのあと、録音開始の音が鳴り、30秒間の録音が始まります。
録音開始の音が鳴る前に読み始めないように注意しましょう。
録音時間は30秒なので、時間内に最後まで読み切れるように練習しておきましょう。
ESAT-Jの全体像については、下記の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
Part Aではどのような内容が出る?
Part Aでは、次のような場面を想定した英文が出題されます。
- 海外の生徒に日本の文化や行事を紹介する
- 自分の学校や町について紹介する
- 留学生を紹介する
- 学校生活について説明する
公式のサンプル問題では、留学先の学校で京都を紹介する問題や、留学生の友達を紹介する問題が出ています。
このようにPart Aでは、誰かに何かを伝えるための英文を読みます。
準備時間には英文だけでなく、問題の場面も確認しましょう。
「誰に向けて読むのか」
「何を紹介する英文なのか」
この2つが分かると、大切な言葉を見つけやすくなります。
ESAT-J Part Aの採点基準と読み方のコツ
Part Aの採点では、主に次の2つが見られています。
- 発音と強勢
- 読む速さや間の取り方
「強勢」とは、単語や文の中で、ほかの部分よりも強く読むところのことです。
公式の採点基準でも、「発音と強勢」と「読む速さや間の取り方」の2つに分けて評価されています。
発音と強勢
まず大切なのが、英単語を分かりやすく発音することです。
すべての単語を完璧に発音できなくても、すぐに評価が低くなるわけではありません。
公式の採点基準では、多少の間違いがあっても、聞き手が十分に理解できる発音であれば評価されます。
間違えないことだけに意識を向けるのではなく、相手に伝わるように読むことが大切です。
また、英文を読むときは、すべての単語を同じ強さで読まないようにしましょう。
英文には、意味を伝えるうえで大切な言葉があります。
たとえば、次のような言葉です。
- town:町
- river:川
- swim:泳ぐ
- library:図書館
- Saturday:土曜日
一方で、次のような短い言葉は、弱く読まれることが多いです。
- the
- to
- of
- and
- can
たとえば、次の文を読んでみましょう。
This is my school library.
これが私の学校の図書館です。
この文では、school libraryを少し強く読むと、何について話しているのかが伝わりやすくなります。
すべての単語を同じ強さで読むのではなく、文の意味を伝える大切な言葉を、少しはっきり読むことを意識しましょう。
読む速さと間の取り方
次に大切なのが、読む速さと間の取り方です。
Part Aでは、速く読めばよいわけではありません。
速すぎると、英単語が聞き取りにくくなります。反対に、ゆっくりすぎると、英文の流れが分かりにくくなります。
大切なのは、聞いている人が理解しやすい速さで読むことです。
公式の採点基準でも、読む速さが適切か、不自然な間が多くないかが評価されます。
英文を読むときは、単語を一つずつバラバラに読まないようにしましょう。
意味がつながっている部分を、一つのまとまりとして読みます。
たとえば、次の文を見てください。
There are many books /
about science, history, and art /
in our school library.
「/」は、意味のまとまりの区切りを表しています。
この文は、次の3つに分けられます。
1. There are many books
たくさんの本があります
2. about science, history, and art
科学、歴史、美術についての
3. in our school library
私たちの学校の図書館に
意味のまとまりごとに読むと、聞いている人も内容を理解しやすくなります。
30秒の準備時間に確認すること
Part Aには、1問につき30秒の準備時間があります。
この30秒を使って、次のことを確認しましょう。
- 誰に何を伝える英文なのか
- 読み方が分からない単語はないか
- どこで短く区切るか
- どの言葉を少し強く読むか
- 最後まで読み切れそうか
最初の1文だけを何度も読むのではなく、まずは英文全体に目を通します。
時間があれば、頭の中で一度読んでみましょう。
読み始める前に、文の区切り方や読む速さを考えておくと、録音が始まっても、落ち着いて読めるようになります。
ESAT-J Part Aの練習問題
ここからは、実際にPart Aの練習問題に挑戦してみましょう。
今回は2問用意しています。
まず、問題の場面を確認し、そのあと30秒の準備時間を使って英文に目を通しましょう。
録音開始の音が鳴ったら、英文を声に出して読みましょう。録音時間は30秒です。
練習問題①|自分の町を紹介する
あなたは、外国の友達に自分の町を紹介する手紙を書きました。次の手紙を声に出して読んでください。録音開始の音が鳴ってから、音読を始めてください。
問題文
Dear Tom, I live in a small town. There is a big river near my house. In summer, I swim in the river. My town has a nice library. I read books there every Saturday. Your friend, Miki.
お手本音声
この問題では、外国の友達に、自分が住んでいる町を紹介しています。
「small town」「big river」「nice library」など、町の様子を表している言葉を少しはっきり読みましょう。
下の英文では、少し強く読みたい言葉を太字で示しています。
「/」は、意味のまとまりの区切りを表しています。
Dear Tom, /
I live in a small town. /
There is a big river / near my house. /
In summer, / I swim in the river. /
My town / has a nice library. /
I read books there / every Saturday. /
Your friend, /
Miki.
最初の「Dear Tom」は、手紙を送る相手への呼びかけです。長く止まらず、そのあとの文へ進みましょう。
I live in a small town.
では、「small town」を少しはっきり読むと、どのような町に住んでいるのかが伝わりやすくなります。
次の文では、意味のまとまりを意識して読みましょう。
There is a big river / near my house.
「大きな川があります」と「家の近くに」の2つに分けると読みやすくなります。
また、最後の
I read books there / every Saturday.
では、「何をするのか」を表す「read books」と、「いつするのか」を表す「every Saturday」を少しはっきり読みましょう。
日本語訳
親愛なるトムへ。私は小さな町に住んでいます。家の近くには大きな川があります。夏には、その川で泳ぎます。私の町には素敵な図書館があります。私は毎週土曜日に、そこで本を読みます。友達のミキより。
練習問題②|外国の文化について発表する
次の問題です。
あなたは、英語のスピーチコンテストで、外国の文化について発表します。
次の原稿を声に出して読んでください。録音開始の音が鳴ってから、音読を始めてください。
問題文
Last summer, a student from Australia came to our school. His name was Jack. He told us about his country. In Australia, Christmas comes in summer. I was surprised to hear that. Talking with Jack taught me that every country has its own culture. I want to learn more about the world.
お手本音声
この問題では、オーストラリアから来た生徒との交流を通して、外国の文化について学んだことを発表しています。
1問目よりも英文が長いため、単語を一つずつ読むのではなく、意味のまとまりごとに読むことが大切です。
Last summer, /
a student from Australia / came to our school. /
His name was Jack. /
He told us / about his country. /
In Australia, /
Christmas comes in summer. /
I was surprised / to hear that. /
Talking with Jack taught me /
that every country has its own culture. /
I want to learn more / about the world.
最初の文は少し長いため、次のように分けると読みやすくなります。
Last summer, /
a student from Australia /
came to our school.
「いつ」「誰が」「何をしたか」の順に、意味のまとまりで読んでいきましょう。
次の文では、「Australia」と「summer」を少しはっきり読みます。
In Australia, / Christmas comes in summer.
日本とは季節が逆であることを伝える大切な文です。ただし、すべての単語を強く読むのではなく、重要な言葉を少しはっきり読みましょう。
また、次の文は途中で止まりやすいため、まとまりを意識しましょう。
Talking with Jack taught me /
that every country has its own culture.
「Talking with Jack taught me」と、そのあとの「that」から始まる内容はつながっています。途中で長く止まらずに読みましょう。
最後の文では、
I want to learn more / about the world.
のように分け、「learn more」と「the world」を少しはっきり読むと、話し手の気持ちが伝わりやすくなります。
日本語訳
去年の夏、オーストラリアからの生徒が私たちの学校に来ました。彼の名前はジャックでした。彼は自分の国について話してくれました。オーストラリアでは、クリスマスの時期は夏です。それを聞いて驚きました。ジャックと話したことで、国によってそれぞれ異なる文化があると学びました。もっと世界のことを知りたいです。
各Partの問題例は下記の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。
ESAT-J Part Aにおすすめの練習方法
Part Aの練習では、長い英文をいきなり完璧に読もうとしなくて大丈夫です。
次の3つの手順で練習してみましょう。
①短い英文を意味のまとまりで読む
②お手本の音声をまねする
③30秒以内に最初から最後まで読む
①短い英文を意味のまとまりで読む
最初は、短い英文を使って練習します。
英文を意味のまとまりに分けて、少しずつ読みましょう。
There are many books /
about science, history, and art /
in our school library.
まずは、「/」のところで短く区切りながら読みます。
慣れてきたら、それぞれのまとまりをつなげて読みましょう。
この練習では、次の2つを考えます。
- どこで区切ると読みやすいか
- どこを続けて読んだほうがよいか
単語を一つずつ読むよりも、意味のまとまりで読んだほうが、英文の内容が伝わりやすくなります。
②お手本の音声をまねする
次に、お手本の音声を聞いて、同じように読んでみましょう。
音声の少しあとを追いかけるように読む練習を「シャドーイング」といいます。
たとえば、次のような短い英文を使います。
Many students practice hard for this day.
単語を正しく読むだけでなく、次の点もマネしましょう。
- どの言葉を強く読んでいるか
- どのくらいの速さで読んでいるか
- どこで短く間を取っているか
最初は、5秒から10秒くらいの短い音声で十分です。
音声を聞きながら読むのがむずかしいときは、音声を一度止めてから、同じように読んでもかまいません。
③30秒以内に最初から最後まで読む
最後に、タイマーを30秒に設定し、本番と同じように英文全体を読みましょう。
ここでは、次のことを意識します。
- 途中で何度も止まらない
- 大切な言葉を少し強く読む
- 聞きやすい速さで読む
- できるだけ最後まで読み切る
最初から完璧に読めなくても大丈夫です。
まずは、止まりすぎずに最後まで読むことを目標にしましょう。
英文を読むときは自分の声を録音し、読み終わったら聞き直してみてください。
「ここで長く止まっている」
「この単語が聞き取りにくい」
「少し速すぎる」
など、自分で気づけることがあります。
気づいたところを一つずつ直していきましょう。
ESAT-J全体の詳しい対策方法を知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
ESAT-J BridgeならPart Aを本番に近い形で練習できる
Part Aで点を取るためには、読み方を知るだけでなく、実際に声を出す練習が必要です。
しかし、一人で練習していると、次のようなことで困ることがあります。
「自分の発音が合っているか分からない」
「30秒を計るのが大変」
「本番の画面や録音の流れが分からない」
このようなときに使えるのが、ESAT-J YEAR 3対策アプリの「ESAT-J Bridge」です。

ESAT-J Bridgeでは、Part AからPart Dまでの問題を練習できます。
動画で答え方を確認したあと、本番に近い画面と制限時間で問題に取り組みます。録音した音声はAIが分析し、発音や話す速さなどの改善点を教えてくれます。
学習の流れは次のとおりです。
- 動画で読み方や答え方を確認する
- 本番に近い形で声を録音する
- AIの発音評価を確認する
- 自分の声を聞き直す
- もう一度練習する
ESAT-J Bridgeには、30回分以上の模擬試験が収録されています。
画面の操作や準備時間、録音・回答の流れも、本番に近い形で練習できます。そのため、本番でも落ち着いて問題に取り組みやすくなります。
また、苦手なPartだけを選んで練習することもできます。
Part Aが苦手な人は、音読問題をくり返し練習しましょう。
無料プランでは、各Partのレッスンを1つずつ利用できます。また、AI発音評価とAI添削も、それぞれ1日3回まで利用できます。
まずは無料プランでPart Aを練習し、30秒以内に最後まで読めるか試してみましょう。

まとめ|Part Aは相手に伝わるように読もう
ESAT-J Part Aは、画面に表示された英文を声に出して読む問題です。
ただし、英文を間違えずに読むことだけが大切なのではありません。
聞いている人に、英文の意味が伝わるように読むことが大切です。
特に、次の2つを意識しましょう。
- 発音と強勢
- 読む速さと間の取り方
すべての単語を同じ強さで読まず、文の中で大切な言葉を少しはっきり読みましょう。
また、単語を一つずつ読むのではなく、意味のまとまりごとに読みましょう。
練習するときは、次の順番がおすすめです。
- 短い英文を意味のまとまりで読む
- お手本の音声をまねする
- 30秒以内に最初から最後まで読む
最初から完璧に読む必要はありません。
毎日少しずつ声を出して練習すると、不自然な間が減り、英文をよりなめらかに読めるようになります。
まずは短い英文を使って、意味が伝わる読み方を練習してみましょう。
ESAT-Jのパート別対策・模擬試験なら「ESAT-J Bridge」
「ESAT-J Bridge」は、都立高校入試で活用されるESAT-J YEAR 3に特化した、中学3年生向けのスピーキング対策アプリです。
Part A〜DのPart別対策に加えて、本番形式の模擬試験にも取り組めます。
自分の解答を録音し、AI添削や発音評価を確認しながら、苦手なPartを繰り返し練習できます。
「過去問だけでは練習量が足りない」「自宅で本番形式の練習をしたい」という方は、ぜひ活用してください。



