ESAT-J Part B(会話)対策|質問への答え方・練習問題・採点基準【音声付き】

ESAT-J YEAR 3のPart Bでは、英語の質問を聞いたあと、すぐに自分の答えを話します。

そのため、

「質問は聞き取れたのに、英語が出てこなかった」

「文法を考えているうちに、録音時間が終わってしまった」

「自分から英語で質問する方法が分からない」

と不安に感じる人も多いかもしれません。

しかし、Part Bでは、長くて難しい英文を話さなければならないわけではありません。短い英文でも、質問に合った内容を相手に伝えることができれば、評価につながります。

大切なのは、よく使う答え方や質問の形を覚え、すぐに口から出せるように練習しておくことです。

この記事では、Part Bの問題形式や採点基準を確認したうえで、質問に答えるコツや、自分から質問するときの文の作り方を解説します。

音声付きの練習問題も用意しているので、本番と同じように声に出して挑戦してみましょう。

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ESAT-J Part Bの問題形式

Part Bは、英語の質問に答えたり、自分から質問したりする「会話」の問題です。

問題は全部で5問あります。

問題出題内容準備時間解答時間
1問目・2問目画面の画像について答えるなし各15秒以内
3問目・4問目自分について答えるなし各15秒以内
5問目表示されたテーマについて質問する10秒15秒以内

1問目から4問目までは、相手からの質問に答えます。

5問目では、自分から相手に質問します。

それぞれ録音開始の音が鳴ってから、英語で話し始めます。

Part Bではどのような問題が出る?

Part Bの5問は、次の3つに分けられます。

1問目と2問目

画面に表示された画像やポスター、地図などを見ながら、質問に答えます。

2問目では、1問目の解答について理由を聞かれることがあります。そのため、1問目と2問目の答えをつなげることが大切です。

3問目と4問目

学校生活や休日の過ごし方など、自分自身について聞かれます。

自分のことなので、正しい答えが1つだけ決まっているわけではありません。質問に合っていれば、自分の経験や考えに合わせて答えられます。

5問目

画面に表示されたテーマについて、自分で英語の質問を作ります。

たとえば、「オーストラリアで人気の学校行事」と表示された場合は、オーストラリアの学校行事について相手に質問します。

質問の内容だけでなく、疑問文の形で話せているかも大切です。

ESAT-Jの概要について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

ESAT-J Part Bの採点基準と答え方のコツ

Part Bでは、主に次の3つが見られています。

  1. コミュニケーションができているか
  2. 言葉を適切に使えているか
  3. 相手に伝わる音声で話せているか

Part Bは、A2.1からPre-A1までの5段階で評価されます。A2.1が最も高い評価です。

また、質問から明らかに外れた回答や、評価できるだけの発話がない場合などは「グレードなし」になります。

A2やA1は、英語を使ってどのようなことができるかを表す目安です。

聞き慣れない採点方法ですが、難しく考える必要はありません。

Part Bでは、すべての英文を完璧に話せるかどうかではなく、質問に合ったことを相手に伝えられているかが大切です。

参考:ESAT-J公式の採点基準

公式の採点基準では、A2.1は5問すべて、A1.3は少なくとも4問、A1.2は少なくとも3問で、場面や質問に合った答えができていることが目安になっています。

以下は、質問や場面に合った内容を答えられているかという点に注目した目安です。

実際には、文法や単語、発音、話す速さなどもあわせて評価されます。

評価質問や場面に合った答えができている目安
A2.15問すべて
A1.3少なくとも4問
A1.2少なくとも3問
A1.1少なくとも1問
PreA1限られた単語や表現で答えているが、質問に合った内容が十分に伝わっていない
グレードなし質問と明らかに関係のないことを話している、英語として通じない、または評価できるだけの発話がない

何も話さずに終わらない

Part Bで最も避けたいのは、何も話さないまま録音時間が終わることです。

公式の採点基準では、最も高いA2.1の評価を取るために、5問すべてで質問や場面に合った答えができていることが求められます。

そのため、1問でも何も話さずに終わると、A2.1の条件を満たせません。

分からない問題でも、知っている英語を使って、できるだけ答えることが大切です。

単数形と複数形を間違えたり、一部の語が抜けたりしても、内容が伝わっている部分は評価の対象になります。

たとえば、次の質問を聞かれたとします。

What do you usually do on Sundays?

日曜日は、いつも何をしていますか?

長い英文がすぐに思いつかなくても、次のような短い文で答えられます。

I play games at home.

家でゲームをします。

余裕があれば、次のように少し情報を加えてもよいでしょう。

I usually play games with my brother.

私はいつも弟とゲームをします。

完璧な英文を作ろうとして何も話せなくなるよりも、短くても知っている英語を使って答えることが大切です。5問すべてで何か答えることを目指しましょう。

短くても文の形で答える

1問目から4問目では、できるだけ「主語+動詞」のある文で答えましょう。

たとえば、放課後に何をしているか聞かれたときに、

Basketball.

バスケットボールです。

だけでも、バスケットボールをしていることはある程度伝わります。

しかし、次のように答えたほうが、何をしているのかがはっきり伝わります。

I play basketball after school.

私は放課後にバスケットボールをします。

Part Bでは、次のような基本の形が使えます。

  • I often ...(私はよく~します)
  • I enjoy ...(私は~を楽しみます)
  • I go to ...(私は~へ行きます)
  • I have ...(私は~を持っています)
  • My favorite ... is ...(私の好きな~は…です)

難しい単語や文法を使うよりも、まずは基本の形を使って文で答えることが大切です。

公式の採点基準でも、A2.1では必要に応じて文を使えていること、A1.3では簡単な文を使えていることが評価のポイントになっています。難しい文を作る必要はないので、まずは主語と動詞のある短い文で答えましょう。

1問目と2問目の内容をつなげる

1問目と2問目は、話の内容がつながっていることがあります。

たとえば、1問目で次のように答えたとします。

I want to join the cooking club.

料理部に入りたいです。

そのあと、2問目で理由を聞かれたら、1問目の答えに合った理由を話します。

Because I like making food.

料理を作ることが好きだからです。

「料理部に入りたい」と「料理を作ることが好きだから」が、きちんとつながっています。

一方で、1問目で料理部に入りたいと答えたのに、2問目で「サッカーが好きだから」と答えると、話がつながりません。

2問目では難しい理由を考えるよりも、1問目で答えた内容に合う理由を言うことを優先しましょう。

公式の採点基準でも、質問や場面に合ったことを話せているかが見られます。

1問目と2問目では、それぞれの質問に答えるだけでなく、答えと理由がつながっているかも確認しましょう。

発音を意識して、はっきり話す

Part Bでは、答えの内容だけでなく、聞いている人が理解しやすい発音や話し方になっているかも見られます。

次のような話し方は、内容が伝わりにくくなることがあります。

  • 単語の発音が不明瞭になっている
  • 速く話しすぎている
  • 単語と単語の間を空けすぎている
  • 文の途中で何度も止まっている

たとえば、次のように1語ごとに長く間を空けて話すと、文の意味が伝わりにくくなります。

I ... usually ... read ... books ... after ... dinner.

意味のまとまりを意識し、まとまりの中では単語をできるだけつなげて話しましょう。

I usually read books / after dinner.

私はいつも夕食後に本を読みます。

「I usually read books」と「after dinner」の2つのまとまりを意識すると、自然に話しやすくなります。

公式の採点基準でも、発音・話す速さ・間の取り方がおおむね適切で、聞き手が理解できることが評価されています。

ネイティブスピーカーのような発音ではなく、意味のまとまりごとにつなげながら、聞き手に内容が伝わるようにはっきり話しましょう。

ESAT-J Part Bの練習問題

ここからは、実際のPart Bに近い流れで練習してみましょう。

1・2問目|地図を見て答える

Q1・Q2の問題説明

あなたは、カナダから来た留学生のサラ(Sara)と、留学先の町を歩いています。カフェ・公園・博物館・映画館が描かれた地図を見ながら、どこに行くか話し合っています。次の地図を見てください。

はじめに、サラが地図を見ながら2つの質問をします。質問に対して英語で答えてください。

この問題には準備時間はありません。録音開始の音が鳴ってから、回答をはじめてください。回答時間はそれぞれ15秒以内です。

Q1.

Which place on this map do you want to visit first?

訳:この地図の中で、最初にどこを訪れたいですか?

解答例

① 

I want to visit the cafe. 

訳:カフェを訪れたいです。

② 

I want to go to the park.

訳:公園に行きたいです。

③ 

I want to visit the museum.

訳:博物館を訪れたいです。

④ 

I want to go to the cinema.

訳:映画館に行きたいです。

1問目のワンポイントアドバイス

どの場所を選んでもかまいません。

大切なのは、場所の名前だけを答えるのではなく、できるだけ文の形で答えることです。

たとえば、

The park.

だけでも行きたい場所は伝わりますが、

I want to go to the park.

と答えたほうが、「公園に行きたい」という内容がはっきり伝わります。

Q2.

Why do you want to go there?

訳:なぜそこに行きたいのですか?

解答例

① 

Because I like drinking coffee.

訳:コーヒーを飲むのが好きだからです。

② 

Because I like walking outside.

訳:外を歩くのが好きだからです。

③ 

Because I want to learn about history.

訳:歴史について学びたいからです。

④ 

Because I like watching movies.

訳:映画を見るのが好きだからです。

2問目のワンポイントアドバイス

理由は短くてもかまいません。

1問目で公園を選んだのに、2問目で「映画を見るのが好きだから」と答えると、答えの内容がつながらなくなります。

難しい理由を考えるよりも、1問目で選んだ場所に合う理由を答えることを優先しましょう。

3・4問目|自分の町について答える

Q3・Q4の問題説明

次に、サラがあなたの町について2つの質問をします。この問題には準備時間はありません。録音開始の音が鳴ってから、回答をはじめてください。回答時間はそれぞれ15秒以内です。

Q3.

Is there a cafe near your house?

訳:あなたの家の近くにカフェはありますか?

解答例

Yes, there is a small cafe near my house. 

訳:はい、家の近くに小さなカフェがあります。

No, there isn't, but there is one near the station.

訳:いいえ、ありませんが、駅の近くにあります。

3問目のワンポイントアドバイス

長い文がすぐに思いつかない場合は、

Yes, there is.

または、

No, there isn't.

だけでも、質問には答えられます。

余裕があれば、どこにあるのかなどの情報を加えてみましょう。

Q4.

What is a fun place in your town?

訳:あなたの町で楽しい場所はどこですか?

解答例

There is a big park near my school. 

訳:学校の近くに大きな公園があります。

The shopping mall is fun.

訳:ショッピングモールが楽しいです。

4問目のワンポイントアドバイス

質問では「楽しい場所」を聞かれているため、場所の名前だけでなく、その場所について文で答えることを意識しましょう。

たとえば、

The park.

だけで終わるよりも、

The park near my school is fun.

と答えたほうが、内容がはっきり伝わります。

5問目|相手に質問する

Q5の問題説明

今度は、あなたがサラに対して、次の画面で表示されることについて英語で質問してください。この問題の準備時間は10秒間です。録音開始の音が鳴ってから、質問してください。質問時間は15秒以内です。

Q5.

サラに対して、次のことを英語で質問してください。

「カナダの町にあるおすすめの場所」

解答例

What is a good place to visit in your town in Canada? 

訳:カナダのあなたの町でおすすめの場所はどこですか?

Do you have a favorite place in Canada? 

訳:カナダでお気に入りの場所はありますか?

What place do you like in your town?

訳:あなたの町で好きな場所はどこですか?

5問目のワンポイントアドバイス

5問目で大切なのは、単語を並べるだけでなく、質問の形を作ることです。

たとえば、「Good place in Canada?」でも意味はある程度伝わりますが、完全な疑問文にはなっていません。

次のように、疑問文の形で話しましょう。

What is a good place to visit in your town?

あなたの街で、おすすめの観光スポットはどこですか?

今回の問題では、次のような形が使えます。

What is ...?(…とは何ですか?)

Do you have ...?(…はありますか?)

What place do you ...?(…はどの位置にありますか?)

長くて難しい質問を作る必要はありません。

まずはテーマに合った内容を考え、それを「What is ...?」や「Do you have ...?」などの形に当てはめましょう。

各パートの問題例は下記の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。

ESAT-J Part Bにおすすめの練習方法

Part Bにおすすめの練習方法は次の4つです。

①よく使う答え方の形を覚える

②質問を聞いてすぐに答える

③意味のまとまりごとに話す

④疑問文を作る練習をする

①よく使う答え方の形を覚える

まずは、いろいろな質問に使える基本の形を覚えましょう。

たとえば、次のような形です。

  • I can ...(私は~できます)
  • I often ...(私はよく~します)
  • I go to ...(私は~へ行きます)
  • There is ...(~があります)
  • I think ...(私は~だと思います)

覚えた形に単語を入れて、自分の答えを作る練習をします。

たとえば、

What do you do on weekends?

週末は何をしますか?

と聞かれたら、

I often play tennis with my father.

私はよく父とテニスをします。

と答えられます。

単語だけで終わらず、短くても文の形で答える練習をくり返しましょう。

②質問を聞いてすぐに答える

1問目から4問目には、準備時間がありません。

そのため、質問を聞いたあと、すぐに答える練習が必要です。

最初は時間を気にせず、質問の意味を考えてから答えてもかまいません。

慣れてきたら、次の流れで練習しましょう。

  1. 質問音声を聞く
  2. 何を聞かれているか考える
  3. 短い文で答える
  4. 15秒以内に話し終える

たとえば、

Can you cook?

料理はできますか?

と聞かれたら、すぐに次のように答えます。

Yes, I can cook curry.

はい、カレーを作れます。

最初から長い英文を作ろうとすると、話し始めるのが遅くなります。

まずは、短い1文をすぐに言えるようにしましょう。

③意味のまとまりごとに話す

Part Bでも、意味のまとまりを意識して話すと、英文が伝わりやすくなります。

たとえば、次のように分けて練習します。

I often go to the library / on Saturdays.

私は土曜日によく図書館へ行きます。

Because I enjoy reading / mystery books.

ミステリーの本を読むのが楽しいからです。

最初は、「/」のところで短く区切りながら読みましょう。

慣れてきたら、それぞれのまとまりを自然につなげます。

単語を1つずつバラバラに話すのではなく、意味がつながっているところまでをまとめて言うことがポイントです。

④疑問文を作る練習をする

5問目のために、自分で疑問文を作る練習もしておきましょう。

まずは、1つの質問の形を使い、最後の言葉を入れ替えてみます。

What is a famous food in your country?

あなたの国で有名な食べ物は何ですか?

What is an interesting place in your city?

あなたの町で興味深い場所はどこですか?

What is your favorite subject at school?

学校で1番好きな教科は何ですか?

「What is ...?」の形を覚えておけば、聞きたい内容に合わせて言葉を変えられます。

ほかにも、次のような疑問文を練習しておくと便利です。

When do you practice tennis?

いつテニスを練習しますか?

Who do you play with?

誰と一緒に遊びますか?

How often do you read books?

どのくらいの頻度で本を読みますか?

問題を見たら、What、When、Who、Howなどのうち、どの疑問詞が使えそうか考えてみましょう。

長くて難しい質問を作る必要はありません。まずは基本の形を使い、相手に聞きたいことが伝わる質問を作ることが大切です。

ESAT-J全体の詳しい対策方法を知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

ESAT-J BridgeならPart Bを本番に近い形で練習できる

Part Bの練習をしていると、次のような点で困ることがあります。

「自分の答えが質問に合っているか分からない」

「文法や発音を自分で確認できない」

「本番と同じ15秒で練習するのが難しい」

このようなときに使えるのが、ESAT-J対策アプリの「ESAT-J Bridge」です。

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ESAT-J Bridgeでは、Part AからPart Dまでの全パートを練習できます。

動画解説で答え方を確認したあと、本番に近い画面や制限時間で問題に答えます。

録音した英語はAIが分析し、文法・表現・内容の伝わりやすさに加え、発音や話し方のなめらかさなどを確認できます。

ESAT-J Bridgeでは、Part Bを次のような流れで学習できます。

  • 動画で問題形式と答え方を確認する
  • 本番に近い形で質問を聞く
  • 制限時間内に声を録音する
  • AIの添削と発音評価を確認する
  • 改善点を意識してもう1度答える

ESAT-J Bridgeでは、30回分以上の模擬試験に取り組めます。

画面操作から準備時間、録音、解答まで、本番に近い流れで練習できるため、試験当日も落ち着いて答えやすくなります。

無料プランでは、各パート1レッスン、1日3回のAI添削・発音評価を利用できます。

まずは無料プランでPart Bを練習し、質問を聞いてから15秒以内に答えられるか試してみましょう。

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まとめ|Part Bでは短くても質問に合ったことを話そう

ESAT-J Part Bは、英語の質問に答えたり、自分から質問したりする会話の問題です。

Part Bで大切なのは、難しくて長い英文を話すことではありません。

質問に合った内容を、相手に伝わる形で答えることが大切です。

特に、次の3つを意識しましょう。

  • 1問目から4問目は、短くても文の形で答える
  • 1問目と2問目は、答えと理由をつなげる
  • 5問目は、まず疑問文の形を作る

また、文法や発音の間違いを気にしすぎず、できるだけ英語で答えることも大切です。

話すときは、単語を1つずつ区切らず、意味のまとまりごとにつなげましょう。

最初から完璧な英語を話す必要はありません。

よく使う答え方や質問の形を覚え、実際に声を出して練習することで、少しずつ質問にすばやく答えられるようになります。

ESAT-Jのパート別対策・模擬試験なら「ESAT-J Bridge」

「ESAT-J Bridge」は、都立高校入試で活用されるESAT-J YEAR 3に特化した、中学3年生向けのスピーキング対策アプリです。

Part A〜DのPart別対策に加えて、本番形式の模擬試験にも取り組めます。

自分の解答を録音し、AI添削や発音評価を確認しながら、苦手なPartを繰り返し練習できます。

「過去問だけでは練習量が足りない」「自宅で本番形式の練習をしたい」という方は、ぜひ活用してください。

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