ESAT-J Part C(ナレーション)対策|4コマの答え方・練習問題・採点基準【音声付き】
ESAT-J YEAR 3のPart Cでは、4枚のイラストを見て、英語で1つのストーリーを話します。
「4枚すべてを英語で説明するのは難しそう」
「どの場面から話せばよいか分からない」
「過去形がすぐに出てこない」
と不安に感じる人もいるでしょう。
しかし、Part Cでは、長くて難しい英文を作る必要はありません。
4枚のイラストで何が起きているのかを整理し、短い文で順番に話すことが大切です。
この記事では、Part Cの問題形式や採点基準を確認したうえで、4枚のイラストの答え方や練習方法を分かりやすく解説します。
音声付きの練習問題も用意しているので、実際に声に出して挑戦してみましょう。

ESAT-J Part Cの問題形式
Part Cは、4枚のイラストを見て、英語でストーリーを話す「ナレーション」の問題です。

画面には、1から4までのイラストが表示されます。すべてのイラストについて、番号の順番どおりに説明します。
| 項目 | 内容 |
| 問題数 | 1問 |
| イラスト | 4枚 |
| 準備時間 | 30秒 |
| 解答時間 | 40秒以内 |
| 答え方 | 4枚のイラストを順番に英語で説明する |
| 話し始めるタイミング | 録音開始の音が鳴ったあと |
問題によっては、イラストに描かれている人物になったつもりで話します。
たとえば、男の子が本を読んでいる場面でも、「イラストの男子生徒になったつもりで」という指示があれば、解答は
He was reading a book.
彼は本を読んでいました。
ではなく、
I was reading a book.
私は本を読んでいました。
と話す必要があります。
問題の説明を聞き、「誰の立場で話すのか」を確認しましょう。
また、Part Cでは、話し始めるときに使う表現が指定されます。
たとえば、次のような表現です。
- One day, ...
- Last week, ...
- Last Sunday, ...
- Last weekend, ...
公式サンプルでも、「Last week」を最初に使って話し始めるように指示されています。
自分で別の表現に変えず、画面に表示された言葉をそのまま使って話し始めましょう。
ESAT-Jの概要について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
ESAT-J Part Cの採点基準と答え方のコツ
Part Cでは、過去の出来事について、イラストの流れに沿って相手に伝わるように説明する力が見られます。
主な評価のポイントは、次の3つです。
- コミュニケーションができているか
- 言葉を適切に使えているか
- 相手に伝わる音声で話せているか
Part Cは、A2.2からPre-A1までの6段階で評価され、A2.2が最も高い評価です。
また、問題と明らかに関係のない内容を話した場合や、英語として通じない場合、評価できるだけの発話がない場合は「グレードなし」になります。
A2やA1は、英語を使ってどのくらいのことができるかを表す目安です。聞き慣れない評価方法ですが、難しく考える必要はありません。
以下は、公式の採点基準をもとにイラストの内容をどの程度説明できているかに注目した目安です。実際には、文法や単語、話のつながり、発音などもあわせて評価されます。
| 評価 | イラストの説明に関する目安 |
| A2.2 | 重要な5つのポイントに触れ、4枚すべてを順番に説明している |
| A2.1 | 重要な4つのポイントに触れ、4枚すべてを順番に説明している |
| A1.3 | 4枚のイラストをつなげて説明しているが、1枚について十分に説明できていない |
| A1.2 | 4枚のうち、少なくとも2枚の出来事を説明している |
| A1.1 | イラストの出来事には触れているが、場面に合った説明になっていない |
| Pre-A1 | 単語や短い表現を並べるだけで、出来事の流れが伝わっていない |
| グレードなし | 問題から明らかに外れている、英語として通じない、または十分な発話がない |
ここでいう「重要なポイント」とは、イラストに描かれた人物の行動や出来事など、ストーリーの流れを伝えるうえで重要な内容を指します。問題によっては、1枚のイラストに複数のポイントが含まれることもあります。
評価は説明できたイラストの枚数だけで決まるわけではありません。
文の形になっているか、出来事を順番につなげられているか、文法や単語、発音、話す速さなどもあわせて評価されます。
少し間違いがあっても、イラストで起きたことが相手に伝われば、できている部分は評価されます。
最初に指定された表現を使う
Part Cでは、イラストの上に表示された表現を使って話し始めます。
たとえば、画面に「One day」と書かれていたら、次のように始めます。
One day, I was in the classroom.
ある日、私は教室にいました。
指定された表現を使わずに話し始めると、問題の指示や場面に合わない答えになります。
公式の採点基準でも、問題の目的や場面、状況に合った説明ができているかが見られます。録音前に、画面に表示された表現を必ず確認しましょう。
4枚のイラストを順番に説明する
Part Cでは、4枚すべてのイラストについて、出来事が起きた順番に話すのが理想です。
公式の採点基準では、A2.2とA2.1は、4枚すべてのイラストについて順番に説明できていることが求められます。
また、4枚のうち少なくとも2枚の出来事を説明できていれば、A1.2の目安の1つになります。
最終的には4枚すべてを説明することを目指します。まだ英語を話すことに慣れていない人は、練習の第1段階として、まず2枚以上のイラストを文の形で説明してみましょう。
大切なのは、1枚目だけを詳しく説明して終わるのではなく、次の場面へ話をつなげることです。
たとえば、次のように話します。
I was reading a book.
私は本を読んでいました。
A girl left her book on the desk.
女の子が机の上に本を置いていきました。
2つの場面を順番に話すことで、ストーリーの流れが伝わりやすくなります。
慣れてきたら、3枚目、4枚目の説明も加えていきましょう。
できるだけ過去形を使う
Part Cでは、「Last week」や「One day」などを使い、過去に起きた出来事を説明します。
そのため、動詞はできるだけ過去形にしましょう。
| 原形 | 過去形 | 日本語 |
| go | went | 行った |
| see | saw | 見た |
| leave | left | 置いていった・去った |
| give | gave | 渡した |
| run | ran | 走った |
| find | found | 見つけた |
たとえば、次のように直します。
✕ A girl leaves her book.(現在形のまま)
◯ A girl left her book.(女の子が本を置いていきました)
公式の採点基準でも、文法と単語を適切に使い、出来事を説明できているかが見られます。
ただし、過去形を1つ間違えただけで、すぐに評価が大きく下がるわけではありません。
間違いを気にして何も話せなくなるよりも、知っている英語を使って、できるだけ最後の場面まで説明することを優先しましょう。
主語と動詞のある文で話す
イラストに描かれている単語を並べるだけでは、何が起きたのかが伝わりにくくなります。
たとえば、
girl, book, classroom, run
と話しても、「誰が何をしたのか」が分かりません。
次のように、主語と動詞のある文にしましょう。
A girl left her book.
女の子が本を置いていきました。
I ran after her.
私は彼女を追いかけました。
I gave the book to her.
私は彼女に本を渡しました。
公式の採点基準でも、A2.2とA2.1では文を使っていること、A1.3とA1.2では簡単な文を使っていることが評価のポイントになっています。
長くて難しい文を作る必要はありません。
「誰が」と「何をした」が分かる短い文を作り、順番につなげることが大切です。
接続詞や代名詞を使って話をつなげる
公式の採点基準では、A2.2やA2.1の評価として、接続詞や代名詞などを使い、出来事を順番につなげて説明できているかも見られます。
接続詞は、文と文をつなぐ言葉です。代名詞は、すでに出てきた人や物を、別の言葉で表すものです。
たとえば、次のような表現が使えます。
- and:そして
- then:それから
- but:しかし
- so:そのため
- he:彼
- she:彼女
- it:それ
次のように使うと、短い文同士を自然につなげられます。
A girl left her book, and she went out.
女の子は本を置いて、外へ出ていきました。
この文では、andが文をつなぐ接続詞、sheが「a girl」の代わりに使われている代名詞です。
Then, I ran after her.
それから、私は彼女を追いかけました。
すべての文に接続詞や代名詞を入れる必要はありません。
まずは「Then」を使って、次に起きたことを続けて話す練習から始めましょう。
発音を意識して、はっきり話す
Part Cでは、答えの内容だけでなく、聞いている人が理解しやすい発音や話し方になっているかも見られます。
次のような話し方は、内容が伝わりにくくなることがあります。
- 単語の発音が不明瞭になっている
- 速く話しすぎている
- 単語と単語の間を空けすぎている
- 文の途中で何度も止まっている
たとえば、次のように1語ごとに長く間を空けると、出来事の流れが伝わりにくくなります。
A ... girl ... left ... her ... book ...
できるだけ、意味のまとまりごとにつなげて話しましょう。
A girl left her book / on the desk.
女の子が本を机の上に置いていきました。
すべての単語を完璧に発音する必要はありません。
1つひとつの単語を分かりやすく発音し、意味のまとまりごとにつなげて話すことが大切です。
公式の採点基準でも、発音・話す速さ・間の取り方がおおむね適切で、聞き手が十分に理解できることが評価されています。
ネイティブスピーカーのような発音を目指すのではなく、聞き手に内容が伝わるように、はっきり話すことを意識しましょう。
ESAT-J Part Cの練習問題
ここからは、実際のPart Cに近い流れで練習してみましょう。
あなたは、留学生のサラに先週の火曜日の出来事を英語で説明しようとしています。イラストの中の、日本人の生徒になったつもりで、相手に伝わるように英語で話してください。
Last Tuesday …

解答例
Last Tuesday, I saw a boy at the station. He had a map and looked lost. I talked to him. I pointed and showed him the way. He said, "Thank you!" I was happy.
日本語訳
先週の火曜日、駅で男の子を見かけました。地図を持っていて、迷っている様子でした。話しかけました。方向を指さして道を教えてあげました。彼は「ありがとう!」と言いました。嬉しかったです。
この問題の答え方
この問題では、4枚のイラストで起きたことを、次のように整理できます。
- 駅で地図を持った男の子を見かけた
- 男の子が道に迷っている様子だったので、話しかけた
- 進む方向を指さして、道を教えた
- 男の子がお礼を言い、私はうれしくなった
Part Cでは、イラストに描かれている細かいものをすべて説明する必要はありません。
1枚のイラストにつき、最も大切な出来事を1つ選び、短い文で話しましょう。
過去形を使って話そう
この問題は、先週の火曜日に起きた出来事を話す問題です。
そのため、できるだけ過去形を使いましょう。
| 原形 | 過去形 | 日本語 |
| see | saw | 見た |
| have | had | 持っていた |
| look | looked | ~のように見えた |
| talk | talked | 話した |
| point | pointed | 指さした |
| show | showed | 教えた・見せた |
| say | said | 言った |
| be(am / is / are) | was, were | ~だった |
すべての過去形を完璧に覚えていなくても、話すのを止めないことが大切です。
知っている過去形を使いながら、4枚のイラストの流れを伝えましょう。
意味のまとまりを意識しよう
次のように意味のまとまりを意識すると、途中で止まりにくくなります。
Last Tuesday, /
I saw a boy / at the station. /
He had a map / and looked lost. /
I talked to him. /
I pointed and showed him the way. /
He said, “Thank you!” /
I was happy.
最初は「/」のところで短く区切って練習します。
慣れてきたら、それぞれのまとまりを自然につなげて、40秒以内に最後まで話してみましょう。
各Partの問題例は下記の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。
ESAT-J Part Cにおすすめの練習方法
Part Cでは、最初から英語だけで考えようとすると、何を話すか迷いやすくなります。
まず日本語で出来事を整理し、そのあと英語の文にするのがおすすめです。
①4枚のイラストを日本語で説明する
まずは、英語を使わずに、4枚のイラストで何が起きているかを考えます。
それぞれのイラストについて、次の3つを確認しましょう。
- 誰がいるか
- 何をしているか
- そのあとどうなったか
次のイラストでは、出来事を以下のように整理できます。

- サッカーの試合で、私がボールを受け、ゴールに向かって走る
- ゴールに向かってボールを強く蹴る
- ボールがネットに入り、ゴールが決まる
- チームメイトとハイタッチをして喜ぶ
細かいところをすべて説明する必要はありません。
まずは、「ボールを受ける」「シュートする」「ゴールが決まる」「チームメイトと喜ぶ」という話の流れをつかみましょう。
②指定表現から短い英文を作る
次に、画面に表示された表現を最初に使い、4枚のイラストの内容を短い英文にします。
今回の指定表現は、次のとおりです。
A few weeks ago, ...
数週間前……
この表現を最初に使い、次のように話せます。
A few weeks ago, I had a soccer game.
数週間前、サッカーの試合がありました。
I got the ball and ran toward the goal.
私はボールを受けて、ゴールに向かって走りました。
I kicked the ball very hard. It went into the net.
私はボールをとても強く蹴りました。ボールはネットに入りました。
My teammates and I gave each other high fives. We were so excited.
チームメイトと私はハイタッチをしました。私たちはとても興奮していました。
③作った英文を添削する
自分で作った英文は、先生や英語が分かる人に確認してもらいましょう。
次のような点を確認します。
- イラストの順番どおりになっているか
- 主語と動詞が入っているか
- 過去形を使えているか
- 相手に内容が伝わるか
- より言いやすい表現にできるか
文法を直すだけでなく、実際に話しやすい英文になっているかも大切です。
④40秒以内に声に出して話す
Part Cは、英文を書く問題ではなく、話す問題です。
英文を作ったら、実際に声に出して練習しましょう。
最初は英文を見ながら読んでもかまいません。
慣れてきたら、イラストだけを見て、40秒以内に話します。
自分の声を録音すると、次のような点に気づけます。
- 長く止まっているところ
- 声が小さくなっているところ
- 過去形が出てこないところ
- 言いにくい英文
最初から完璧に話す必要はありません。
まずは、途中で止まりすぎず、最後のイラストまで話すことを目標にしましょう。
Part AからPart Dまでの勉強方法をまとめて確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
ESAT-J BridgeならPart Cを本番に近い形で練習できる
Part Cを1人で練習していると、次のようなことで困ることがあります。
「自分のストーリーがイラストの流れに合っているか分からない」
「過去形や文法の間違いに気づけない」
「40秒以内に話せているか確認するのが大変」
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ESAT-J Bridgeでは、Part AからPart Dまでの全パートを練習できます。
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Part Cでは、次のような流れで学習できます。
- 動画で4枚のイラストの答え方を確認する
- 30秒でイラストの流れを整理する
- 40秒以内にストーリーを録音する
- AI添削と発音評価を確認する
- 直した英文でもう1度話す
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まずは無料プランでPart Cに挑戦し、4枚のイラストを40秒以内に説明できるか試してみましょう。
まとめ|Part Cは4枚の流れを短い文で伝えよう
ESAT-J Part Cは、4枚のイラストを順番に説明するナレーションの問題です。
Part Cで大切なのは、難しくて長い英文を話すことではありません。
イラストで何が起きたのかを整理し、短い文で順番に伝えることが大切です。
特に、次のポイントを意識しましょう。
- 最初に指定された表現を使う
- できれば4枚すべて、難しい場合も2枚以上のイラストについて話す
- 主語と動詞のある文で話す
- 過去の出来事なので、過去形を使う
- 聞き手に内容が伝わるよう、はっきり話す
練習を始めたばかりの段階で、4枚すべてを完璧に説明する必要はありません。
まずは日本語でストーリーを整理し、1枚につき1つの短い英文を作りましょう。慣れてきたら、4枚すべてを順番に説明する練習へ進みます。
少しずつ慣れてきたら、本番と同じように30秒で準備し、40秒以内に最後まで話す練習をくり返しましょう。
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自分の解答を録音し、AI添削や発音評価を確認しながら、苦手なPartを繰り返し練習できます。
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