ESAT-J対策に英検は役立つ?違いと追加で必要な練習
「英検の勉強をしていれば、ESAT-J対策にもなる?」
「英検に合格しているけれど、ESAT-Jの勉強もしたほうがいい?」
ESAT-J YEAR 3を受験する中学3年生や保護者の方のなかには、このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、英検の勉強で身につけた英語力やスピーキングの経験は、ESAT-Jでも役立ちます。
ただし、英検とESAT-Jは別の試験です。英検の勉強だけで、ESAT-J対策がすべて終わるわけではありません。
英検で身につけた力を土台にしながら、ESAT-J独自の問題形式にも慣れておくことが大切です。
この記事では、英検の勉強がESAT-Jのどこで役立つのか、さらにESAT-Jに向けてどのような練習を追加すればよいのかを、中学3年生と保護者の方に向けて分かりやすく解説します。

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ESAT-Jと英検3級を比べる理由
この記事では、英検のなかでも3級を中心にESAT-Jと比較します。
英検3級は「中学卒業程度」が目安とされており、二次試験では面接形式のスピーキングテストが行われます。英文の音読や、短い英文やイラストについての質問、自分自身に関する質問などに英語で答えます。

引用:英検|各級の目安
ESAT-J YEAR 3は中学3年生を対象としたスピーキングテストです。
そのため、中学校で身につけた英語を「話す力」としてどのように使うかを考えるうえで、英検3級は比較しやすい試験といえます。
もちろん、英検準2級以上に合格している人や、合格に向けて勉強している人も、そこで身につけた単語・文法・リスニング・スピーキングの力をESAT-Jに活かせます。
なお、「ESAT-Jは英検何級くらいの難易度なのか」を知りたい方は、ESAT-Jの難易度は?英検何級レベル?問題・平均点から分かりやすく解説をご覧ください。
英検の勉強で身につけた力はESAT-Jにも役立つ
英検とESAT-Jは試験形式こそ違いますが、どちらも学んだ英語を実際に使う力が必要です。
特に英検3級の二次試験では、英文を音読したり、英語の質問を聞いて答えたり、イラストの内容を説明したりします。
英検対策で身につけた力と、ESAT-Jで活かしやすいPartを整理すると、次のようになります。
| 英検の勉強で身につけた力 | ESAT-Jで活かしやすい場面 |
| 英文を声に出して読む力 | Part A |
| 英語の質問を聞いて理解する力 | Part B |
| 質問に英語で答える力 | Part B |
| イラストの内容を英語で説明する力 | Part Cの基礎 |
| 自分の考えを英語で伝える力 | Part D |
| 単語・文法・リスニングの力 | Part A〜D |
ここからは、英検で身につけた力が各Partでどのように役立つのかを見ていきましょう。
Part A|英検の音読経験を活かしやすい
ESAT-JのPart Aは、画面に表示された英文を声に出して読む問題です。
英検3級の二次試験でも英文を音読するため、英検の面接対策で音読をしてきた人は、その経験をPart Aに活かしやすいでしょう。

引用:英検3級の試験内容
単語を正しく発音し、意味のまとまりを意識して、相手に伝わるように読むことは、どちらの試験でも大切です。
ESAT-J本番に向けては、音読の経験を活かしながら、Part Aの準備時間と解答時間に合わせて読む練習もしておきましょう。
Part Aの問題形式や詳しい練習方法は、ESAT-J Part A(音読)対策|練習問題・採点基準・高得点のコツで解説しています。
Part B|英語の質問に答える経験が役立つ
英検3級の二次試験では、面接官から英語で質問され、その場で英語を使って答えます。
この「質問を聞く→内容を理解する→英語で答える」という経験は、ESAT-JのPart Bでも役立ちます。
ESAT-JのPart Bでも英語の質問を聞いて答えますが、自分から相手に質問する問題もあります。
そのため、英検の面接に慣れている人でも、ESAT-Jの問題形式を確認しておくことが大切です。
英検で身につけた「英語を聞いて答える力」を活かしながら、ESAT-Jでは自分から質問する練習も加えておきましょう。
Part Bの詳しい問題形式や答え方は、ESAT-J Part B(会話)対策|質問への答え方・練習問題・採点基準で紹介しています。
Part C|イラストを説明する経験は活かせるが、ESAT-J形式の練習が必要
英検3級の二次試験では、イラスト中の人物の行動や物の状況について英語で答える問題があります。
そのため、イラストを見て「誰が何をしているのか」「どのような状況なのか」を英語で説明する経験は、ESAT-Jにもつながります。
ただし、Part Cは英検3級のイラスト問題とは形式が大きく異なります。
ESAT-JのPart Cでは、4枚のイラストを見て、出来事を順番に説明します。

引用:東京都国際教育チャンネル|令和6年度 ESAT-J YEAR 3 問題(令和6年11月実施)
1つのイラストについて答えるだけではなく、「最初に何が起きたのか」「そのあと、どうなったのか」と、出来事の流れが伝わるように話す必要があります。
英検3級でイラストについて答える練習をしてきた人も、Part Cに向けて、4枚のイラストの出来事をつなげて話す練習を加えておきましょう。
詳しい問題形式や練習方法は、ESAT-J Part C(ナレーション)対策|4コマの答え方・練習問題・採点基準で確認できます。
Part D|自分の考えを英語で伝える経験を活かせる
英検3級の二次試験では、面接官から自分自身や身近なことについて質問され、その場で英語で答える問題があります。
そのため、質問を聞いて自分の答えを考え、英語で伝える経験はESAT-JのPart Dにも活かせます。
ただし、英検3級とESAT-JのPart Dでは、答え方が異なります。
英検3級では、面接官からの質問に1問ずつ答え、回答に応じて追加の質問を受けることもあります。
一方、ESAT-JのPart Dでは、与えられたテーマについて、自分の意見に理由や例を加え、40秒以内でまとめて発表します。
そのため、英検で受け答えを練習してきた人も、意見から理由・例までを自分で組み立てて話す練習を加えておきましょう。
Part Dの詳しい答え方は、ESAT-J Part D(意見発表)対策|意見・理由の答え方・練習問題・採点基準で解説しています。
英検対策だけではESAT-J対策として足りない理由
英検で身につけた力をESAT-Jで発揮するには、問題形式・受験方法・解答時間の違いに慣れておく必要があります。
ここでは、追加で練習しておきたい理由を3つに整理します。
ESAT-J独自の問題形式がある
ESAT-Jでは、Part Bで自分から質問したり、Part Cで4枚のイラストを順番に説明したりします。
Part Dでも、与えられたテーマに対して、自分の意見と理由を決められた時間内に発表します。
英語力があっても、問題形式を知らなければ、本番で何を話せばよいのか迷ってしまう可能性があります。
まずはESAT-JのPart A〜Dを一度解いて、どのような問題が出るのか確認しておきましょう。
面接官ではなくタブレットに向かって話す
英検3級の二次試験は、面接官と1対1で行います。
一方、ESAT-Jではタブレット端末とヘッドセットを使い、画面や音声の指示に従って英語で答え、その音声が録音されます。
人と英語で話すことに慣れていても、相手の反応がない状態で録音することに戸惑う人もいるでしょう。
そのため、英検の面接練習とは別に、画面や音声の指示に合わせて1人で答える練習もしておくことが大切です。
決められた時間内に答える必要がある
ESAT-Jでは、問題ごとに準備時間や解答時間が決められています。
英語で答える力があっても、考えるのに時間がかかりすぎると、最後まで話せないことがあります。
そのため、問題を聞く→答えを考える→時間内に声に出して答えるという流れに慣れておきましょう。
英検を勉強している人はESAT-Jをどう対策する?
英検の勉強をしている人は、ESAT-Jのために英語をすべて1から勉強し直す必要はありません。
これまで身につけてきた力を活かしながら、ESAT-Jの問題を解いて見つかった課題に絞って練習するのが効率的です。
まずPart A〜Dを一度解いてみる
最初に、ESAT-JのPart A〜Dを一度解いてみましょう。
この段階では、うまく答えられなくても問題ありません。
どのPartが比較的答えやすいのか、どこで時間がかかるのか、どの問題形式に慣れていないのかを確認します。
例えば、英検で音読を練習してきた人はPart Aには取り組みやすい一方、4枚のイラストを説明するPart Cでは戸惑うかもしれません。
まずは、自分がどこを重点的に練習すべきなのかを知ることから始めましょう。
苦手なPartを中心に声に出して練習する
苦手なPartが分かったら、そのPartを中心に練習します。
ESAT-Jはスピーキングテストなので、問題を読んで答えを考えるだけではなく、実際に声に出して答えることが大切です。
英検の面接対策で音読や受け答えを練習している人は、その習慣をESAT-J対策にも活かしましょう。
本番前はESAT-J形式で通して練習する
Partごとの問題に慣れてきたら、本番を意識してPart A〜Dを通して解いてみましょう。
問題の順番や、準備から録音までの流れを経験しておけば、本番でも戸惑いにくくなります。
自宅で本番形式の練習をしたい方は、ESAT-J模擬試験|自宅で本番形式の模試を何度も受ける方法も参考にしてください。
ESAT-J BridgeならPart別練習から模擬試験までできる
ESAT-J形式の問題を練習したい場合は、ESAT-J対策アプリ「ESAT-J Bridge」がおすすめです。

ESAT-J対策アプリ「ESAT-J Bridge」では、Part A〜Dの問題をPartごとに練習できます。
有料プランでは、本番を想定した模擬試験にも取り組めます。
英検で慣れている音読や受け答えに加えて、自分から質問する問題や、出来事を順番に説明する問題の練習にも活用できます。
まずは無料プランで、各Partの問題を1レッスンずつ試してみましょう。
まとめ|英検で身につけた力をESAT-J形式につなげよう
英検の勉強で身につけた英語力やスピーキングの経験は、ESAT-Jでも役立ちます。
英検3級の音読や質問への受け答え、イラストの説明などで身につけた力は、ESAT-JのPart A〜Dにもつながります。
ただし、英検とESAT-Jは問題形式や受験方法が同じではありません。
英検で身につけた力を土台にして、ESAT-J独自の問題形式にも慣れておくことが大切です。
まずはPart A〜Dを一度解いて、自分が追加で練習する必要のあるPartを確認してみましょう。
ESAT-J対策アプリ「ESAT-J Bridge」では、Part A〜Dの練習や、本番を意識した模擬試験に取り組めます。
英検で身につけた力を活かしながら、本番に向けて実際に声に出して答える練習を進めていきましょう。
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Part A〜Dの個別対策に加えて、本番形式の模擬試験にも取り組めます。
自分の答えを録音し、AI添削や発音評価を確認しながら、苦手なPartを繰り返し練習できます。
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